南極のロマンにひたった楽しいひととき。
22日(金)に、第54次南極観測隊に同行された方をお招きして南極のお話をたくさん聞かせていただきました。
実際に南極観測船『しらせ』に乗り、氷を割りながら進んでいるような感覚を味わいながら映像をみたりお話を聞いたりしました。
上学年と下学年それぞれにあわせて分かりやすくお話しいただきました。
■下学年■
南極観測隊員の防寒着を実際に着てみたよ。
とってもほかほかしました。南極がとっても寒いところなんだと分かりました。
南極の氷を初めて見ました。
普通の氷とちがって、中に泡粒がたくさんあって白く見えました。
この泡は、なんと、およそ1~3万年前の空気だと聞き、とてもびっくりしました。
ペンギンの親子の餌やり行動のお話や、休みなく働く隊員さんのために毎日お料理が工夫されていること、金曜日はカレーライスに決まっていること、魚釣りのこと、お正月のこと、・・・。どのお話もとても楽しかったです。
発明したり上手に料理を作ったりして、隊員さんを超えるくらいにすごくなって、南極に行ってみたいです。
■上学年■
リーダー論や生き方のようなことも含めて深いお話をお聞きしました。
たとえ遭難しても隊員全員で到達を目指すリーダーと、それとも能力のある隊員で確実に到達を目指す厳しいリーダーのどちらになりたいかを議論しました。
南極の氷がはじける音も聞きました。およそ1~3万年前の空気がプチプチいいながらはじけました。ぐっと南極に惹き込まれた感じがしました。
南極観測船『しらせ』は、厚い氷にアタックして止まるとバックをし、そこからまた勢いをつけてアタックするという『ラミング航行』をするそうです。1日に数百メートルしか進めない日もありますが、あきらめることなく南極観測地を目指します。
壁にぶつかってもあきらめないことや、しっかりと力を蓄えるために休んでいいこと、100%の力ではなく、リカバリーの力を残して進むことなど、お話を聞いて、これから生きていく上で大切なことを考えることができました。
貴重な機会をくださった講師の先生、ありがとうございました。答えがないかもしれない問題でも、あきらめずに、みんなと力を合わせて自分たちなりの答えを求めていきたいと思います。