創校記念式後、ばくろう思い出館の館長さんと本校の卒業作品の研究に長年携わっておられる先生からお話を聞きました。館長さんからは、博労に残る町名の云われや、高岡開町当時の様子、昔の校舎や学校の周りの様子についてお聞きすることができました。学校の周りには、たくさんのお店屋さんが並んでいたことや、馬喰(博労)という名に、なぜ馬の字がついていたのかなど、興味深い話がいっぱいでした。
館長さん手書きの学校近辺の絵地図は、いくら見ていても飽きないくらいに楽しかったです。
その後、思い出館の作品保存庫へ行き、先輩方の作品がどのように保管されているのかを見学しました。
壁も床も天井も木でできており、湿気がこもらずに大事に保管できるようになっているそうで、明治時代からの作品が年ごとに区別され、大切にされてきたことが分かりました。
「臨画」といって、お手本をしっかりとみて描いた作品も多くありました。臨画では、基本的な技法がしっかりと使われています。線の太さ、色の濃淡などを工夫して遠近を表現してあり、お手本そっくりな作品の中にも自分らしさを取り入れてあるところにも子供たちは感動していました。先生の解説を聞きながら鑑賞していると、作品の背景まで思いを馳せることができました。
自分たちも卒業生として作品を残していくんだと、気持ちが引き締まったようでした。